2017年3月22日水曜日

判断に迷うことばかり

世の中に秘め事は数え切れぬほど存在するだろうが、これをいちいち知ろうと思っても詮無いことだろう。しかし秘め事とも言えぬ事実を隠し立てする輩もいるが、これ程馬鹿馬鹿しいことは無い。天網恢恢の譬え通り、いずれバレるに決まっている。朴槿恵前韓国大統領の悪口を書くつもりではない。それにしても韓国の大統領職は退職後碌な結果にならないと決まっているように見える大変な職位だ。それでもなりたい人間が後を絶たないのが不思議で仕方ない。

隠されているわけでもないし、万人の眼前で展開されていても普通の人には理解しかねることが多いので困ってしまう。例えば囲碁の途中局面などがまさにそうであるように、ある人は白が有利と言い、また別の人は黒持ちだと解説する。経済問題も似たようなことではないだろうか。恣意的に言ってるのかどうか分からないが、政府や日銀は、緩やかな経済の回復基調にあって、デフレから脱却しつつあるとしている。一方外野には様々な意見があり、デフレが継続中だことの、いやミニバブルが発生中なんてことまで言われる。

凡俗としては「だからどうした。」と全く聞く耳を持たずにいればいいが、地価公示価格の発表なんて聞くと、我が住まいは?なんて馬鹿なことに関心が行って新聞を見てしまう。己が寝起きしている猫の額に等しい土地が、他人の評価で仮に億万円になろうと、只になろうと関係ないと思うが、凡人とは情けないものだ。

今朝感心したのが凡人ではない人たちのこと、目下世界を騒がせているアメリカ政府内部の話である。アメリカもご多分に漏れず経済問題が大切なようで、これ次第でとんでもない軍事政策やら移民政策に繋がることに相成るらしい。先に述べたように、そもそも経済なんて代物は、誰が正しい見通しに立っているかなんて解らないことでは洋の東西を問わないらしい。日本の場合は政府見解と外野の違いと述べたが、アメリカでは政府内部でさえ相当な意見の相違があるとのこと。

我が国では閣内の意見が不統一であれば内閣総辞職につながるとのことである。どこの国であれ、閣内に異論があることは不思議ではない。それを表に出すことを国民がどう思うかであるが、昨今の内閣のように見事に統制がとられるより多少外部に漏れ出る方が健全ではないだろうか。

ことの良し悪しは別にして今朝読んだネット記事によると、トランプ氏が強引に進めつつある税制改革にせよ、貿易政策で米国一国の利益を増大させようとする「経済ナショナリスト」の勢力とナショナリストを潰して米国をTPPなど自由貿易重視の以前の姿に戻そうとするゴールドマンサックス(GS)出身の「グローバリスト」の勢力が、最近、激しく対立している。とのことだ。

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