2016年9月22日木曜日

理解できない

お彼岸と言えば墓参りと美味しいおはぎを食べることかな。朝から激しい雨が降り続いている。優しい秋の日和とは程遠い一日となった。墓は長野なので昔から殆ど行ったことは無い。尤もおはぎの方は、自宅で小豆を煮てあんこを作るなんてことはないし、近くのお店になんぼでも売っているから、婆さん頼めば何とかなる筈だが、今日も彼女は孫の子守でお出かけ。だからだろうが、数日前夕食後におはぎが出てきた。

このところ我々の生活にも深く関係しているであろうニュースが次々と出てくるが、余りにもさらりと報道される。よく理解でないまま通り過ぎていったニュースの筆頭は「原発廃炉に伴う費用8兆円超をを国民負担に・・・」である。<もんじゅ>廃炉への記事と一緒に書かれていたので気に留める暇も無かった人が多いことだろう。電気料金は多くの家庭では口座引き落としになっていて、請求明細を事細かにチェックもせず支払っているに違いない。

今回引っ越しをするにあたり、改めて東京電力の請求書をチェックしてみた。昼間だけしか居なかった割には結構な額になっている。電力供給機能が無くなっては困るかもしれぬが、東京電力と言う会社一旦潰れて頂き、嘗ての日本航空のように新しい会社に機能を引き継いでもらった方がすっきりするだろう。何でずるずると関係の無い国民まで巻き込んで、8兆円もの金を負担しなくてはならぬだろう?これも引っ越しで分かったのだが、自宅の方は電気代が東京ガスとの契約になっていた。

婆さんが誰に知恵をつけられたか知らぬが、一つの見識だとは思った。しかし、廃炉の費用は新電力にも負担させる予定とあったようなので、案外しっかりとつけ回しが来るかもしれぬ。兎も角お上のすること、高級官僚の発想は余り賢くない当方如き市井の民には分かり難いことが多すぎる。要するに騙すのは訳が無いと馬鹿にされているのだ。まもなく臨時国会だそうだから野党の誰かが分かり易く突っ込んでもらいたいものだ。

分かり難い序にもう一つ上げると、昨日発表になった日銀の金融政策決定の件。恐らく理解できる庶民は皆無と見てもそう大きくは外れていないだろう。勿論当方も例外ではないが、記者会見に出て質問している記者もどのくらい分かっているのか疑問である。極端かもしれぬが、発表している黒田総裁自身の話が日本語として意味をなしていないと指摘する向きさえある。曰く「これまでの金融緩和策は全て順調で成功し、デフレから脱却することができた。しかし物価上昇率2%には到達していないので、その路線を強化継続する。」

高校の国語の入試問題にして、間違いを訂正してもらうがよかろう。

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