2016年9月1日木曜日

夏場の食事

明日は区の無料健康診断を受けるつもり。最近は隣の掛かり付け医に受診するのが90日毎になっているので、行くこと自体に大した苦労は無いが朝食抜きで行かねばならないのが一寸した苦痛である。何故健康診断の時だけ朝食を抜かねばならぬのか?受診方法を読むと「血糖値に影響を及ぼすので」と書いてある。毎朝摂っている朝食を敢て抜かした値の方が、余程影響が及ぼされている筈ではないか。

毎年いつも通りで行こうと思うが、一度「食べてきたよ。」と言ったら受付で受診を断られた。以来大人しく受診案内に従っている。考えようでは日本人の典型だろう。ところで、元来大食の傾向は無いが、朝昼夕とほぼ決まった時刻、日に3度の食事を摂らないと落ち着かない。70も半ばを過ぎるとその傾向は余計強くなって、特に日本食の有り難さをしみじみ感じてしまう。日本食の定義は知らぬが、我が家の食卓に上るものは何でも日本料理と言っていいだろう。

定番はごはんとお椀もの、お椀は朝も夕も味噌汁が圧倒的に多い。それに漬物、まだ夏場なので糠漬けがかなり多い。ごはんも白米が圧倒的だが、時によっては炊き込みがあったりもする。不思議にカレーライスが少ないが、これは昼食に時々食べるのを知って重複を避けているのかもしれぬ。何れにしてもこの3品だけで、数知れぬバリエーションがある訳だ。これにメイン料理が最低1品加わる簡素な食事が我が家の定番。欧米先進国の家庭料理の実態は知らないのだが、映画や本から類推する限り毎日似たようなものを摂っているに違いない。

素材が同じと言う意味では日本も変わりないかもしれぬが、バリエーションの多さで日本は圧倒的な差がある筈だ。特に年齢がいって食が細くなってきたとき、食品の量だけで調節するのは大変だ。肉が魚に代わり、豆類が豆腐に代わったりする有り難さは、欧米の年寄りには分からないだろう。暑い夏の日に食する冷奴やそうめんの美味さ、我が親愛なる従妹の得意料理だそうだが、同じ冷奴やそうめんでも家庭によって作り方が大分違うものらしい。

この二つは日本が誇る冷凍食品技術が進んでも、なかなか冷凍食品には馴染まぬことだろう。

0 件のコメント: