2017年10月16日月曜日

イライラが募るばかり

久しぶりにブログを2日続けて休んでしまった。特に昨日は終日パソコンに触らずに過ごしてしまった。すごく面白い本が見つかったとか、他にやることがあったわけではない。どうしても選挙のことが頭から離れないので、書けば政権批判めいたことになりそうなので、自分でもうんざりしてしまったのが正直なところ。選挙を興味本位で見ているつもりはないが、自らのこととして受け止めているか、と聞かれると「イエス」とは答えられない。

ならば、昔観ていた東映や日活のやくざ映画の鑑賞と違わない。我が身は全く異次元にありながら贔屓の役者を応援するだけではないか。仮に悪役を応援しても彼が勝つことにはならぬだろう。第一映画は虚像、役者の実像なんて観客が知るはずも無い。政治家や政治の世界の実態をどれだけ知っているのか?日本のことでさえそうだから、外国事情について云々するなんてもっと虚しいことだ。いい歳なんだから頭を冷やそう、と思った意味もある。

それで冷静になれば良いのだが、結局ただボーと過ごしてしまった。しかも丸2日近くパソコンに触らなかったために、高校同期の友人からの大事なメールを長時間ほったらかしてしまった。またイライラが募り、世の中はなかなか思うようには進まないものだ。選挙に関するマスコミ報道には言いたいことが山ほどあるが、日本人の常識を信じて暫くは見守りたい。畏れ多いが天皇陛下の心境だ。

2017年10月13日金曜日

読後感「クラウド・テロリスト」ブライアン ・フリーマントル著 松本剛史訳

上下2巻:フリーマントルのスパイ小説を読むのは久しぶり。また幾ら面白かったからとしてもこの手の小説について読後感を書くことも珍しい。理由は著者に敬意を表したかったからである。著者は4歳年上なので80歳は優に超えているはず。老いたスパイの活躍を書けば天下一品で、経歴はジャーナリスト出身と記されるが、その実英国の諜報関係者だったのではと疑いたくなる。

改めてwikiで調べると案の定ソ連時代は入国を拒否されていて、ソ連崩壊後初めてロシアへ入国できるようになったとのこと。今回もスパイ小説に違いないがこれまで読んだ作品とは趣が大分異なり、主役は英国MI6勤務の若い女性と米国NSCの若い男性。共にアナリストとかITのスペシャリストで、これまでのスパイとは一味も二味も違う。

スパイと言えば単身身元を偽って敵地に潜入がお決まりにのパターン。これも相当にイメージが異なり、敵国が存在しない。悪役は国際的テロ組織のアルカイダで欧米各国が協力してこの組織と対立する図式となっている。共に英語国家だが、中東系のテロ組織との対立には中東からアフリカにかけての言語に堪能でなければ困る。そこで英国から米国に主人公の語学のスペシャリスト(父は中東とアフリカ歴任の外交官で母はヨルダン人)が国際協力として出向することになる。

英国MI6と米国NSCの諜報機関同士の協力が描かれる訳だが、先ずはそれぞれ国内で組織間の縄張り争い、功名争いと失敗のなすりつけ合いがある。その上での国家間の協力になるが、これが如何に難しいかがこの小説の一つのテーマ。特に米国の諜報機関は数が多いので有名だが、諜報機関の前には国務省と通じる各国大使館があり、情報取り扱いの差し手争いのようなことが相当にややこしい。当然ながら小説でさえその齟齬の恐ろしさを指摘している。

ここが、現実に政権によって国際協調が強調される日本国民として非常に興味深い。トップ同士が握手をした程度で、デリケートな諜報とまではいかなくても軍事的な協力関係なんかとても円滑にいかぬだろう。日本にも諜報活動をする風情の機関は各国に配置されている大使館の他に国内にも公安調査庁、内閣情報調査室とか、2014年には米国に倣って国家安全保障局会議(日本版NSC)なんてものが設置されている。それぞれの組織内に朝鮮語や中国語のスペシャリストが何人いて、それが英語国家のアメリカとどのように協力し合っているか心配になってきた。

もう一つのテーマは、実は翻訳の書名にも関係するが、インターネットと暗号に関する記述の豊富さである。77歳の年の割には知っている方だろうと己惚れていたが、反省しきりだ。著者は既に80歳を過ぎているにも拘らず豊富な知識には完全に脱帽せざるを得ない。つい先日も韓国の国防省が「対北朝鮮作戦計画」を数年前からハッキングされていたことを公表したばかりだ。

関連してこれも最近であるが、隣国の中国に於けるインターネット環境に関する知識が皆無であることを思い知らされた。インターネットにも国境が無い。経産大臣がNTT広報部長歴任の日本だが、彼が高度なIT技術を持ち合わせる筈はない。この小説にも原子力発電所へのアタックが描かれるが、日本のサイバーセキュリティ―に関して思いを深めた意味で、並みの小説以上に収穫があった。

2017年10月12日木曜日

嘆き節<総選挙結果予想>

今朝新聞各紙が総選挙結果予想を一斉に発表した。それによると各紙とも似たようなことで、自民党は公示前議席を上回る可能性まであり、安倍氏の思惑通り自公政権の安定は揺るぎが無いだろうとのこと。今朝テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターの玉川徹氏が「日本人て何だったのでしょうね。」と慨嘆しているのを小耳に挟んだ。どうも選挙前の世論調査で内閣支持率がが不支持率を下回ったり、安倍総理の信用できないとする比率が70%を超えていたことを思い出して怒っていたようだ。

気持ちはよく理解できる。それにしても「嘘も百回つき通せば真実になる」とはよく言ったものだ。公示前から党首討論や総理の演説を聞いていると毎度同じことを言い続けている。先の格言を信じて実行しているのだろうが、大成功と喜んでいることだろう。

今日の朝日新聞社説は見出しが「衆院選 安倍首相 説明になっていない」と掲げ、安倍政権の5年が問われる衆院選である。として以下のように言っている。『「一番大切なのは私が指示したかどうか」「国会審議のなかで私から指示や依頼を受けたと言った方は1人もいない」という。首相自身の指示がなければ問題ないと言いたいのだろう。 だが、それでは説明になっていない。』

要するに総選挙の大事な争点でありながら、総理の強弁ばかりがマスコミを通して国民に伝わり、肝心なことは何一つ説明もされず、事実関係の詳細は全く明らかになっていないと主張。『首相が国民に繰り返し約束した「丁寧な説明」はまだない。首相はどのように説明責任を果たすのか。それは、選挙戦の大きな争点である。』と結んでいる。これも正論だろうが、新聞の社説なんて読む人間は千人に一人もいないらしい。

小生もその他大勢の一人だが、今日は悔しいので偶々引用したまでのことだ。未だ投票用紙が配布されていないので、若干の変動はあるだろうが、野党勢力がものの見事に分断されたので、結果は似たようなことになるのだろう。安倍氏が「民意を得た」と自慢げに語る姿を想像するだけでも口惜しいことだ。しかし、どんなに悔しがろうと、まだ当分は安倍氏の暴走が止まらないだろうが、民意がそうであるなら仕方あるまい。

2017年10月11日水曜日

報道の使命

選挙戦が始まったせいだと思うが、最近どうも景気がいいような報道が相次いでいる。日銀支店長会議での景気判断は全国的に景気向上中とか、政府は5年連続の好景気継続中と発表をして経団連もその通りだと言っている。又それを裏付けるかのように株価も連日高騰を続けている。正にご同慶の至りと言うしかない。そこで安倍総裁以下与党候補者が力説強調するのは、野党が政権を持っていた時代に東北大震災が発生し、当時の民社党政権はなす術を知らず手をこまねいていたので、経済がガタガタになった。それを自公政権が立て直して今日に至った功績である。

曰く「民社党政権当時は為替は円高で輸出が落ち込み、関連する中小企業は倒産の危機に瀕し、GDPは500兆円割れまで落ち込み、求人が減って求人1名に対して2人の求職者だから一人は失職せざるを得ない状況でした。そんな悲惨な状況から安倍政権はアベノミクス経済政策適切に行い、GDPを50兆円拡大して、求人は全都道府県で倍率1以上、即ち働きたい人には必ず職がある状態にまで持ち直すことになったのです。」

横文字GDPはよく分からないが、国内総生産なるものが拡大すれば国民が豊かになっても不思議はない。大したものだと感心しながらも一応少し調べさせて頂いた。その点パソコンは便利である、GDPで検索すると政府統計をすぐ確認できる。http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html実質GDPの推移で見る限り、民社党政権時代の2009~12年は472兆円から498兆円だから500兆円には届いていないが、それ以前500兆円を超えたのは2007年リーマンショック直前の504兆円だけである。

2017年4月までの統計は528兆円、12年498兆円との差は30兆円で、どう見ても50兆円増えているようには見えない。次に賃金のデータは細かく書かないが興味ある方は下記を参照願います。
http://www.nippon-num.com/economy/actual-income.htmlいつも書く通り経済音痴なので間違った統計を見ている可能性もあるが、平たく言って2012年から今日に至るまで賃金は上がっていないどころか下がり続けていると言っても過言ではないと思う。

IMF(世銀)のデータで2012年と2016年のGDPを比較してみると、日本はドルベースで1兆ドル程下がっている。アメリカは16兆ドルから18、5兆ドルへ、中国は8.5兆ドルから11兆ドルへしっかり上がっている。
https://www.globalnote.jp/p-data-g/?dno=8860&post_no=1409
素人が見ただけでも経済は劣化する一方が実態で、庶民の暮らしぶりが良くなろう筈がないように見える。

冒頭に掲げた最近の報道はどこかおかしい。日本経済や景気はかなり悪くなっているのではないか。政権当事者が嘘っぽいことを並べてるのは仕方が無いにしても、マスコミが政権の幇間を演じては困る。真実を分かりやすく伝えるべきだ。

2017年10月10日火曜日

連休最終日

運動会や遠足のシーズンになった。思えば昔の東京オリンピックは当たり前と言えばそれまでだが、本当にいい季節を選んだものだ。それをなんだ?昨今のオリンピックは商業主義に毒されて7月の末から8月初旬、スポーツには最悪の季節に行われるそうだ。正に本末転倒、石が流れて木が沈む世相の反映ここに極まるだ。そんなオリンピックを何故招致せねばならぬ。年寄りの大半はブラジルで行われた招致委員会最終日に猪瀬都知事や安倍首相の演説を聞いて、やめておいた方が良さそうだと思ったに違いない。そんな昔のことを飽きもせず書き綴るのは、しつこすぎて年寄りとして如何ものかであるのは百も承知だ。

話を変えて昨日の運動会・遠足日和のことを書こう。もうメディアでの選挙報道も飽きてきたので、昨日は絶好の日和を利用してハイキングに出かけた。目的地は奥多摩の少し外れにある「棒の嶺」池袋から西武線利用で行けるので便利と言えば便利。標高も千メートルに足りないハイキングにはもってこいの筈。過去3回行っているが悪いイメージが無く、年寄り向きと勘違いしてしまった。昨日も終日快晴で、天気には文句つけ用も無かったが、計画立案に少し難があった。

3回の経験を過信して事前に地図やガイドブックを参照するのを省いたために、山の登り降りの時間の見積もりが甘く、帰路のバス発車時刻がぎりぎりとなり、少し焦って駆け出す始末。連休最終日とあってハイカーも多く、静寂な山歩きとはいかなかった。登りは生後7か月の赤ちゃんを背負った山男の家族がいて、その慎重な歩みに合わさせて貰った。帰り道はバスの発車時刻ぎりぎりになり、最後駆け出さざる得なかったのは少し参ったが、山頂での遠望の素晴らしさと山の空気を思い切り吸うことができたのは有難かった。山歩きの詳細は下記をご参照願います。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1285289.html

2017年10月8日日曜日

権力の行使

今朝のTBS「サンデーモーニング」を観ていたら久しぶりに岸井成格(しげただ)氏が出演していた。スタジオ内で着席しながらソフト帽を被ったままだ。顔色はそうでもないが、少しやつれた感じがする。癌とは言いつつも、どこが侵されたか詳しくは言わなかったが、入院して放射線やら抗がん剤治療を受けていたとのこと。相当厳しい闘病生活だったのだろう。慶應では相撲部に所属していたとのことだから、若い時は元気だったろうに。少し年下なので、頑張ってもらいたい。

岸井氏は毎日新聞政治部の出身らしいが、テレビのコメントはバランス感覚に優れているように感じていた。但し、ネトウヨ連中からすると目の仇のようだ。一昨年の安保法制の時だったか、「ニュース23」に安倍首相が出演した際に何か厳しい質問をしたとかで、番組降板と取りざたされた記憶がある。但し、番組を視聴していないので実際に降板したかどうかは知らない。サンデーモーニングから消えたのもその影響か、なんて心配もしていたが、復帰は目出度い限りだ。早速今日も面目躍如と言うべきか、現在の政治或いは政治家だったかの劣化に関連して次のような話を披露した。婆さんが言うには「岸井さんは彼岸に渡る覚悟しているように感じた。」そうだ。

「5年半前の第2次安倍内閣スタート時、さしで会う機会があったので、失礼かとは思いつつ、私は思い切って二つのことを申し上げた。一つは、右翼的な言動を慎むこと。二つ目は昔宮澤喜一総理から教わったことでもあるが、権力は出来るだけ抑制的に行使するよう心掛けること。そしたら安倍さんは即座に『それは違います。私は権力を存分に行使して目的を遂行します。』と答えたことを今思い出します。」

これを聞くと成程ねとすべてに納得がいく。安倍さんは権力の私物化とか非難されているが、最初から確信犯なのだ。今回の選挙もその権力を手放さないための手段に過ぎない。「文句があるなら、俺の手から権力を奪ってみろ。」てなものだろう。政策を誠実だの愚直に訴えるが聞いて呆れる。結果が丁とでるか半とでるかは分からぬが、今度の選挙は少しでも投票率が上がることを期待したい。

2017年10月7日土曜日

ふくろ祭り

未だ小雨が降っていたが、昼飯を食いに池袋西口に行くと普段と違う交通規制が敷かれていて、今日は「ふくろ祭り」だったことを思い出した。既に大通りでは<よさこいダンス>イベントの実行中で、次から次へとチームがやってくる。昨年は見逃したかもしれぬが、今日暇なので立ち止まって何組か見とれてしまった。このイベント回を重ねて既に18回だそうだ。年々盛んになるようで今年も110組以上が参加しているらしい。

5チームのダンスを観ただけでも富山からの来たチームや、横浜から来た関東学院チームなんてのもあった。学園のチームは分かるが、富山から来ましたなんて皆さん、どのような繋がりで集い合うのだろうか?間近で観させて頂くと、相当な年齢差があるようにも思う。でも皆さん笑顔で息を合わせて華やかに踊ってくれる。観ていて楽しいし、少し羨ましくもある。人垣の最前列にベンチが用意されていて、子供3人連れた白人の家族が陣取っていたが、親父さんはスマホで動画を撮り、お母さんと子供たちが盛んに拍手していた。

富山から自弁で出てくれば幾ら掛かるのだろうか、なんて下種っぽいことを想像しながらも、自分が楽しみながら他人を楽しませるのだから偉いものだ、感心せざるを得ない。

他には空手の演武もあった。池袋には極真空手の本部があるのでお祭りを盛り上げるために駆り出されたのだろう。子供たちの演武も良いが、何かのチャンピオンと紹介された青年の演武は流石の迫力だ。両端を固定した野球のバットを叩き割るのも凄いが、仲間が手で支えているだけのバットいとも簡単に撫で切ってしまった。この流派の創始者大山氏はビール瓶を手刀で撫で切ったそうだが、この青年も真似出来るのかもしれない、なんて思ったりした。

池袋西口の氏神様は御嶽神社で、その御祭禮の神輿宮出しは9月に終わっているのだが、このイベントは週をずらして毎年この時期に行われる。どちらもそれなりに見応えがあるので、今年は今日偶然に片方だけでも観ることができてハッピーだった。